価格 |
FM3 MARK II Turbo:¥242,000(税込) FM3 MARK II Turbo for BASS:¥253,000(税込) |
全世界で大成功を収めたオリジナルの FM3 が “MARK II Turbo” にアップデート
FM3 MARK II Turbo は、ギター、ベース、その他の楽器用のコンパクトなオールインワン・プロセッサーです。業界をリードする Fractal Audio の Cygnus X2 アンプ・モデリング、UltraRes™ と DynaCab™ スピーカー・キャビネット・シミュレーションに加え、受賞歴のあるフラッグシップ Axe-Fx III をベースにした伝説的なストンプボックスとスタジオ・エフェクトの素晴らしいコレクションを搭載しています。さらに、大型 FC コントローラーのプログラマブルな機能をすべて備えたパワフルなフット・コントローラー、4×4 の USB オーディオ・インターフェースなど、スタジオやステージ用に設計されたコンパクトで頑丈なフロア・ユニットです。
新しい FM3 Mark II Turbo は 2023 年 7 月にリリースされました。この先進的でコンパクトなフロア・ユニットは、オリジナルの FM3 の成功に基づき、10% 以上パワーアップした DSP と、より大きく見やすいフットスイッチ・ディスプレイを誇ります。新しいターボ DSP は、標準の FM3 の限界を超え、より複雑なプリセットの作成lを可能にします。フットスイッチ・ディスプレイのサイズも大幅にアップし、個々の文字の高さが 2 倍になり、より太く読みやすいフォントで表示されます。製品全体の寸法と重量は、オリジナル・バージョンと同じです。
FM3 からのアップデート内容
DSP が 10% 以上パワーアップされ、より複雑な Preset を構築可能になりました。
LCD ディスプレイを
※ 本体の寸法/重量は変更されていません。
最新の “Cygnus X3” モデリングは、Fractal Audio Systems 社が過去開発したものの中で最も表現力豊かで、音楽的で、ピッキングのニュアンスに対しオリジナルアンプに極めて近い反応をします。
FM3 MARK II Turbo の Cab ブロックは Axe-Fx II のキャビネットモデルを収めたレガシーバンクとメジャーブランドが作成した 2,200 を超えるインパルス・レスポンス(IR)を搭載した 2ch 仕様です。
実際のレコーディングやステージで用いられる 2 つのスピーカーキャビネットや異なるマイキングをミックスするといったテクニックを再現します。
また、1,024 のユーザーキャビネットエリアにはサードパーティ製の IR をロードすることも可能です。
マルチエフェクトユニットとしても極めて優秀な FM3 MARK II Turbo には Fractal Audio 最先端のエフェクトアルゴリズムを搭載しており、ドライブ、ディレイ、リバーブ、コンプレッサー、EQ、フェイザー、フランジャー、その他モジュレーションからルーパーまで、多数のエフェクトを網羅しています。
FM3 MARK II Turbo は ARM コア x 1 と SHARC +コア x 2 から成る 3 コアの “Griffin” DSP を搭載しており、コンパクトでありながら高い能力を発揮します。また、専用のグラフィックプロセッサを採用することで、メイン DSP を重要なオーディオ処理に専念させています。
カラー LED リングとミニ LCD ディスプレイを備えた 3 つのフットスイッチそれぞれにタップ(短押し)とホールド(長押し)機能を設定することができ、カスタマイズ可能な 8 タイプのスイッチレイアウトにより様々な使用方法に対応します。さらに “View” 機能により、3 つのスイッチのみで仮想 12 スイッチコントローラーの全てのスイッチにアクセスできます。
FASLINK II ポートに FC シリーズコントローラー を接続することで、フットスイッチだけでなくエクスプレッションジャックやフットスイッチジャックが増設されます。ただ接続するだけで特別な設定は不要です。
FC シリーズコントローラー(最大 2 台)をデイジーチェーン接続すれば、フットスイッチを最大 27 個まで拡張可能になります。
Mac または Windows コンピューターへの USB 接続により、FM3 MARK II Turbo は再生、録音、およびリアンプ用の非常に高品質なオーディオインターフェースとして機能し、音楽制作環境がより向上します。
スタジオレコーディングでは FM3 MARK II Turbo のステレオ出力の録音やリアンプ、ライブパフォーマンスでは FM3 MARK II Turbo のステレオ信号とステレオバッキングトラックの同時出力が可能です。
FM3-Edit は、Preset などの表示、編集、管理を行う FM3 用の Mac / Windows 対応エディターです。プリセット全体を瞬時に確認でき、ブロックやパラメータの編集、コピー / ペースト、ドラッグ & ドロップなどを行うことができます。更に Axe-Fx III 用の Preset を FM3 MARK II Turbo 用に変換、またその逆も行うことができます。
※ FM3-Edit は、Windows 7/8/10 および Mac OS X 10.7 以降に対応しています。
Fractal Audio Systems のポテンシャルを知り尽くした AustinBuddy 社が作成した、ベーシスト向けプリセットライブラリー “Bass Tonepack” をプリインストールしたスペシャルエディションです。
価格:¥253,000(税込)
AustinBuddy プリセットは、ベース用の「Bass Tonepack」の他にも、ギター用の「Live Gold Tonepack」や「Brit Rock Royality」をラインナップ。
各プリセットライブラリーは、Okada-Online で購入可能です。
INSTRUMENT INPUTS | |
端子: | リア 1/4″ フォンジャック |
インピーダンス: | 1 MΩ |
最大入力レベル: | +16 dBu |
ANALOG INPUT 2 | |
端子: | 1/4″ フォンジャック(TRS)x 2 |
インピーダンス: | 1 MΩ |
最大入力レベル: | +20 dBu |
A/D 変換 | |
ビット深度: | 24 bits |
サンプルレート: | 48 kHz |
ダイナミックレンジ: | 114 dB |
周波数特性 : | 20Hz – 20kHz, -0.01 to +0.01 dB |
ANALOG OUTPUTS 1 | |
端子: | XLR オス x 2(GND / LIFT スイッチ)
出力レベル : -10 dBV / + 4 dBu(パラメーター設定) |
インピーダンス: | 600 Ω |
最大出力レベル: | +20 dBu |
ANALOG OUTPUTS 2 | |
端子: | 1/4″ フォンジャック x 2(Humbuster 機能対応) |
インピーダンス: | 600 Ω |
最大出力レベル: | +20 dBu |
HEADPHONE OUTPUT | |
端子: | 1/4″ ステレオフォンジャック |
インピーダンス: | 35 Ω |
D/A 変換 | |
ダイナミックレンジ: | 114 dB |
周波数応答: | 20Hz – 20kHz, +0 / -1 dB |
DIGITAL OUTPUT | |
端子: | S/PDIF:RCA 同軸タイプ |
音声ファイルフォーマット: | PCM |
サンプルレート: | 48 kHz 固定 |
USB AUDIO | |
規格: | USB 2.0 |
チャンネル数: | 4 イン、4 アウト |
USBオーディオクロック: | 48 kHz 固定 |
MIDI 接続 | |
MIDI IN 端子: | 5-pin DIN x 1 |
MIDI OUT/THRU 端子: | 5-pin DIN x 1 |
ペダル接続 | |
入力端子: | 1/4″ フォンジャック(TRS)x 2 |
ペダル: | センターワイパー 10 – 100 kΩ(最大) |
スイッチ: | ノーマリーオープン / ノーマリークローズ、ラッチ / アンラッチに対応 |
FASLINK II 接続 | |
端子: | XLRメス x 1
※ FC シリーズコントローラーの FASLINK II 端子以外には接続しないでください。 |
その他 | |
寸法 / 重量: | 281mm(幅)× 103mm(高さ)× 236mm(奥行)/ 3.22kg |
入力電圧: | 90 – 264 VAC、47 – 63 Hz |
消費電力: | 40W 以下 |
バックアップ用電池: | CR2032 |
JAN コード: | 4571220046810 4571220046827(for BASS) |
FM3-Edit は FM3 専用アプリケーションです。
直感的なインターフェースは、マウスとキーボードにより膨大な数のパラメーターをスピーディー&イージーにセッティングでき、FM3 の持つ可能性をより引き出すことができるでしょう。
Scene の編集も可能で、エフェクト・ブロックのコピー/ペーストや、Preset の整列、他にも様々な機能を備えています。
※ Windows PC には USB ドライバーのインストールが必要です。ドライバーのダウンロードは下記 URL より行えます。:
https://www.fractalaudio.com/fm3-downloads/
FM3-EDIT のダウンロードは下記 URL より行えます。
https://www.fractalaudio.com/fm3-edit/
※ FM3 v2.00 以降の場合、FM3 と通信するには FM3-Edit v1.02.00(またはそれ以降)が必要です(FM3-Edit v1.01.10 以下では動作しません)。FM3-Edit v1.05.05 は、旧ファームウェアバージョンで引き続き動作します。
オペレーションシステム条件
アップデート内容
Preset > Export Preset + Cab Bundle 機能のクラッシュを修正しました。
FM3-Edit を閉じる前にデバイスが切断された場合に稀に発生したクラッシュを修正しました。
オペレーションシステム条件
アップデート内容
Manage the Setlists and Songs の編集ボックスの色を修正しました。
Scene Manager(Mgr)のドロップダウンメニューの Swap 機能を修正しました。
オペレーションシステム条件
アップデート内容
メインエディタビューのちらつきを修正しました。
オペレーションシステム条件
アップデート内容
Fractal-Bot v3.0.18 をサポートするように更新し、ファームウェアと Dyna-Cab™ ファイルの自動更新をサポートするマルチファイルファームウェアインストールビューを追加しました。
オペレーションシステム条件
アップデート内容
FM3 v7.00 に対応しました。
Setup > Configページに「Input 1 Gain」を追加しました。
Amp ブロックの “USA IIC+ AMP” タイプに「Treble Shift」コントロールを追加しました。
Amp ブロックのSpeakerページに「Auto Dyna-Cab Imp.」コントロールを追加しました。
Cab ブロックに Dyna-Cab™ のレイアウトに追加しました。
Graphic EQ ブロックに「4 Band JMPRE-1」レイアウトを追加しました。
Amp ブロックに “Revv Gen” タイプを追加しました。
Controllers > CS per Scene レイアウトのボタン「Reset ALL」を「Set all Last」に変更しました。
Multitap ブロックの “Quad Tape Delay” から 「Master Chorus Rate」、「Master Chorus Depth」コントロールを削除しました。
オペレーションシステム条件
アップデート内容
NOTE:FM3-Edit v1.05.04 RC2 は、FM3 v5.0 の完全なリリースと互換性がありません。FM3-Edit v1.05.05 は 1.05.04 RC2 を置き換えます。バージョン番号を増やすと、エディターが自動更新されます。
FM3 v2.00 以降の場合、FM3 と通信するには FM3-Edit 1.02.00(またはそれ以降)が必要です(FM3-Edit v1.01.10 以下では動作しません)。FM3-Edit v1.05.05 は、以前のすべてのファームウェアバージョンで引き続き動作します。
オペレーションシステム条件
アップデート内容
オペレーションシステム条件
アップデート内容
オペレーションシステム条件
アップデート内容
オペレーションシステム条件
アップデート内容
オペレーションシステム条件
アップデート内容
オペレーションシステム条件
アップデート内容
オペレーションシステム条件
アップデート内容
NOTE:FM3-Edit v1.05.04 RC2 は、FM3 v5.0 の完全なリリースと互換性がありません。FM3-Edit v1.05.05 は 1.05.04 RC2 を置き換えます。バージョン番号を増やすと、エディターが自動更新されます。FM3 v2.00 以降の場合、FM3 と通信するには FM3-Edit 1.02.00(またはそれ以降)が必要です(FM3-Edit v1.01.10 以下では動作しません)。FM3-Edit v1.05.05 は、以前のすべてのファームウェアバージョンで引き続き動作します。
オペレーションシステム条件
アップデート内容
オペレーションシステム条件
アップデート内容
オペレーションシステム条件
アップデート内容
オペレーションシステム条件
※ FM3 Firmware v.2.00 以降を使用する場合は、この FM3-Edit(1.02.02)をご使用ください。以前の FM3-Edit(1.01.10 以前)では正常動作しない場合があります。
アップデート内容
■ ファームウェアのアップデートは、プリセットされている音質、コントローラーやモディファイヤー、スイッチやポート等の設定を変化させる場合がございます。
バックアップしたプリセットデータと旧バージョンのインストールを行うことで既存のプリセットに戻すことは可能ですが、Fractal Audio Systems 社では常に最新バージョンの使用を推奨しており、旧バージョンはサポートの対象外となります。
バージョンアップは、プリセットを再エディットする為の十分な時間がある際に行うことをお薦めいたします。
プリセットデータと旧バージョンへのバックアップにつきましては、q@okada-web.com までお問合せ下さい。
ファームウェア・アップデート方法
Fractal Audio Systems サポートページ (https://www.fractalaudio.com/fm3-downloads/) にアクセスし、最新ファームウェアをダウンロードします。
プロダクトページの Fractal-Bot Utility (https://www.fractalaudio.com/fractal-bot/) にアクセスし、アップデート・ユーティリティ”Fractal-Bot” をダウンロードします(英語サイトです)。
正規品ユーザー様には、Fractal Audio Systems 社ウェブサイトでアップデートを行う為の Fractal-Bot オペレーションマニュアルをお送りします。
お名前、ご住所、製品名、製品のシリアルナンバー、お買上店名を q@okada-web.com 迄、メールにてご請求下さい。
*Fractal-Bot オペレーションマニュアルは PDF ファイルです。
閲覧には別途 Adobe Reader が必要になります。
Adobe Reader は下記サイトから無償でダウンロードを行えます。
http://get.adobe.com/jp/reader/
正規品に限り無償バージョンアップサービスのご提供を行なっております。
Fractal Audio Systems 製品取扱店にご用命いただくか、下記の弊社住所まで直接お送り下さい。
直送される場合は q@okada-web.com まで、お知らせ下さい。
なお、 往復の送料はお客様負担とさせて頂きます事予めご了承お願いします。
送付先 〒158-0087 東京都世田谷区玉堤 2-15-8
株式会社オカダインターナショナルカスタマーサービスセンター
TEL:03-3703-3221 FAX:03-3703-1821
Dyna-Cabs のインストール方法
ファームウェアアップデート後、本体再起動時に「DYNA-CABS NOT INSTALLED!!!(Dyna-Cabs データがインストールされていません)」、または「WRONG VERSION(バージョンが違います)」というポップアップが本体画面に表示される場合、以下の手順で Dyna-Cabs データのインストールを実行してください。
本国 WEB サイトの各製品ページから最新のファームウェアデータ(zip)をダウンロードし、展開(解凍)します。
Fractal-Bot を起動します。
① SELECT YOUR DEVICE で使用している製品(Axe-Fx III / FM9 / FM3)をドロップダウンメニューから選択します。
② CHOOSE A FILE TO SEND に、ファームウェアデータ(zip)に格納されている Dyna-Cabs データ(syx)をドラッグ&ドロップします。
③ SEND THE FILE! の「Begin」でデータを送信し、送信完了後は画面指示に従って再起動してください。
※ 最新のファームウェアデータに Dyna-Cabs データが格納されていない場合(Dyna-Cabs のアップデートが行われたバージョン以外では付属しないことがあります)は、本国ウェブページ からダウンロードください。
このバージョンには特別な変更が含まれています。アップデート前に以下の注意事項をお読みください。
バックアップの作成:
アップグレード前に Fractal-Bot を使用してシステムと Preset をバックアップしてください。
Preset CPU と Factory Presets:
音質とパフォーマンスが大幅に向上しました。その結果、一部の Preset の CPU 使用率が上昇しました。特に Plate Reverb タイプは CPU 使用率が高く、Echo Density パラメーターを下げることで大幅に軽減できます。
以前の Factory Presets は、特に通常版(non Turbo)の FM3 では CPU 使用率が 80% を超える場合があります。この問題に対処するため、ファームウェア v10.0 用に新しい Factory Presets が作成されました。これらは自動的にインストールされないため、別途ダウンロードする必要があります。
https://www.fractalaudio.com/downloads/firmware-presets/fm3/10p0/FM3_Factory_Presets_10p0.zip
Dyna-Cabs について:
FM3 の Dyna-Cabs 専用ストレージの容量は、現在空きがありません。そのため、Axe-Fx III / FM9 に搭載されている新しい「1×12 Scholz」キャビネットは今回のリリースに含まれていません。ただし、「1×12 Scholz」は Dyna-Cab Pack として販売されており、Cab-Lab 4(専用アプリケーション)にロードできます。その後、ミックスをエクスポートし、User CabとしてFM3に送信できます。
Dyna-Cab Pack:https://shop.fractalaudio.com/dynacab-pack-1×12-west-coast-classic/
Cab-Lab 4:https://www.fractalaudio.com/cab-lab-4
※ 「1×12 Scholz」を使用する Axe-Fx III / FM9 の Preset をインポートする場合は、必ず FM3 の設定をご確認ください。
Factory Preset アップデート:
最新ファームウェアに合わせて、Compressor、Spring Reverb、Uni-Vibe 等をアップデートしました。
いくつか Preset が追加され、一部の Preset に新しいエフェクトタイプが追加されました。
多くの Preset で Dyna-Cabs が使用されるようになりました。以前のキャビネットが他の Channel に配置されている場合もあります。
Preset 名が変更されているものは、全く別の Preset であることを示しています。
Axe-Fx III / FM9 と異なるバージョンは、通常「FM3」または「FM」(FM9 と共通)と末尾に表示されます。
一部の Preset が Scene 1 以外で読み込まれる場合がありますが、これは誤りではありません。「Scene 1:Clean」、「Scene 2:Rhythm」、「Scene 3:Lead」という順序で並んでいる場合、アンプ本来のキャラクターをより顕著に表現している「Scene 2」または「Scene 3」で保存されていることがあります。
Soft Reset 機能の実装:
Amp ブロックに新しく追加された Soft Reset 機能を使うと、基本的なコントロールを維持したままアンプモデルをリセットできます。Amp ブロック > Edit メニュー > Type ページの E ノブを押すことで実行できます。この機能では、現在の Channel をリセットし、Gain、Tone、GEQ 等の基本的なコントロールの設定を維持しながら、詳細なパラメーターを更新します。これにより、アンプモデリングのアップデートや、それに伴うモデルのリマスター時にも、より正確なサウンドが得られます。
Amp ブロックを改良しました。
アンプモデル “Brit 800 Studio 20” を追加しました。これは、Marshall SC20H を基にしています。
Amp ブロックの Tonestack Type(Advanced ページ > PREAMP セクション)に「PLEXI BROWN」を追加しました。これは、50K Mid ポットを備えた EVH アンプのトーンスタックを基にしています。
アンプモデル “Friedman BE/HBE” において、デフォルトの Negative Feedback 値(Axe-Edit III でのみ調整可能)を更新しました。以前のアンプモデルよりも「タイト」なトーンになります。このトーンをユーザーが好む傾向にあるため、これをデフォルト値として使用しています。その結果、アンプモデルが「リマスター」されました。
アンプモデル “Friedman BE/HBE” において、Negative Feedback コントロールが Power Amp ページで調整できるようになりました(以前は FM9-Edit でのみ調整可能)。これは、Negative Feedback コントロールが実機アンプでも調整できるようになったためです。
三極管のモデリングアルゴリズムを改良しました。
アウトプットトランスのモデリングを改良しました。
Amp ブロックにおいて、フェーズインバーターにおけるグリッドクリッピングのモデリング精度が向上しました。
アンプモデル “Brit Studio 20” の名称を “Plexi Studio 20” に変更しました。
コールドクリッピングステージ搭載アンプのパラメーターを微調整し、より忠実なモデリングを実現しました。
NOTE:コールドクリッピングステージとは、プリ真空管のバイアス電圧が低く設定されたゲインステージのことで、入力信号に対して早い段階でクリッピング(歪み)が起きるように設計された回路です。Soldano、Mesa/Boogie、Peavy 5150、6505 といったハイゲインアンプに用いられます。
以下のアンプモデルは、精度向上のためリマスター(再定義)されました。
Brit JVM & JS410
Solo 99 Lead
Solo 88 Rhythm/Lead
Recto2
USA MK IV Lead
USA MK IIC+
USA Pre LD2.
USA MK IV Lead、USA IIC+:Overdrive テーパーを更新しました。
USA Pre LD2:Gain テーパーを更新しました。
必要に応じて Preset を試聴し、調整してください。最良の結果を得るには、アンプをソフトリセットしてください。
Drive ブロックを改良しました。
“PI Fuzz” タイプを改良しました。新しいモデルでは、トランジスタフィードバック回路で使用されるダイオードの種類と数量を変更可能です。また、フィードバックコンデンサを削除する「Wicker」スイッチと、トーン回路をバイパスできる「Tone」スイッチが追加されました。
“PI Fuzz – Triangle” タイプを追加しました。これは、1971年の「Triangle」Big Muff PI を基にしています。
“PI Fuzz – Ram’s Head” タイプを追加しました。これは、70年代半ばの「Ram’s Head」Big Muff PI を基にしています。
“PI Fuzz – Russian” タイプを追加しました。これは、Sovtek社が製造した「Civil War」Big Muff PI を基にしています。
“Colortone OD” タイプを追加しました。これは、Colorsound Overdriver(Master コントロールを追加)を基にしています。
“Colortone Booster” タイプを追加しました。これは、Colorsound Power Booster(Master コントロールを追加)を基にしています。
“MOSFET Distortion” タイプを追加しました。これは、Ibanez MT10 Mostortion を基にしています。
“Super Fuzz” タイプを追加しました。これは、Univox Superfuzz を基にしています。このモデルには、ノッチの周波数を変更できる「Tone」コントロールも搭載されています。一部のクローンにある Octave コントロールをシミュレートするには、「Bias」コントロールを使用します。
“Integral Pre” タイプを追加しました。これは、TC Electronic の Integrated Preamplifier を基にしています。
“Tube Drive 5-Knob” タイプを追加しました。
“DS1 Distortion” タイプを Second Edition 仕様に更新しました。
“Tube Drive 4-Knob” タイプを改良しました。このモデルを Preset で使用する場合は、新しいデフォルト値をロードするためにブロックのソフトリセットを推奨します。
“Blackglass 7K” タイプを再構築しました。
Diode Type に「1N5819 Schottky」および「Yellow LED」を追加しました。
“77 Custom OD” タイプを追加しました。これは、MXR M77 Custom Badass Modified OD を基にしています。
Reverb ブロックを改良しました。
Reverb ブロックが改良されました。実際の空間に基づいたリバーブは、より自然な反響と臨場感あふれるサウンドを実現します。
初期反射を改良しました。これに伴い、各モデルの Early Level と Late Level のデフォルト値が更新されました。既存の Preset は自動的に新しい値に更新されます。必要に応じて試聴してください。また、Basic ページから Early Level と Late Level パラメーターが削除されました。
Advanced ページに Pre-Delay Tap パラメーターを追加しました。リバーブエンジンへの入力を選択して「OUTPUT」に設定すると、動作は以前と同じになります。「INPUT」に設定すると初期遅延は発生しません。これによって自然な「Echo-Verb」サウンドが可能になります。「OUTPUT」がデフォルトとなり、既存のPresetは自動的に更新されます。
Spring Reverb のアルゴリズムを以下の通りに改良しました:
新アルゴリズムは、リバーブの構造(waveguide)と複数スプリングの結合部(scattering nodes)の影響を考慮し、クラシック・スプリング・タンクのアイコンと言える「ドリップ&フラッター」をより忠実に再現します。
2つのタイプ(「PARALLEL」、「SERIES-PARALLEL」)が内蔵されており、Advanced ページ > REVERBRATION セクションの Tank Type パラメーターで選択します。デフォルトで各モデルに基づいて適切なタイプが選択されています。
「PARALLEL」は、すべてのスプリングが並列になっています。これは、 “British Spring” と “Studio Spring” で使用されます。これは Accutronics Type 8 リバーブタンクと同等です。
「SERIES-PARALLEL」は、一対の直列バネと並列の一対の直列バネを備えています。これは、Accutronics Type 4(スプリング 4 個)または Type 9(スプリング 6 個)と同等です。
「SERIES-PARALLEL」の場合、スプリング結合部からの反射音は、Scattering パラメーターで調整します。ヴィンテージの Accutronics リバーブタンクは、“Asian-made” のリバーブタンクよりも結合部からの反射音が多くなります。
Advanced ページの Drip パラメーターは、スプリングの分散を制御します。
モデルごとにそれぞれ異なるトーンコントロールが搭載されています。
新しいモデルが追加されました。 “Tube Spring” は、6G15 Tube Reverb をベースにしており、本格的なトーンコントロールを備えています。 “Studio Spring” は、6 本の長いスプリングを並列に備えた仮想のスプリングリバーブです。
Modulation パラメーターは、新しいアルゴリズムとの互換性がないため削除されました。
Spring Reverb タイプを使用した既存の Preset は、デフォルト値にリセットされるため、必要に応じて試聴してください。
Plate Reverb アルゴリズムを改良しました。新しいアルゴリズムでは、クラッシックなプレートリバーブの分散と独特のステレオイメージングをキャプチャします。分散は Dispersion パラメーターで調整できます(一般的なプレートは約 25% ~ 50%)。効果を誇張するには、より高い値に設定します。ステレオイメージングは、Pickup Spacing パラメーターで調整できます。
リバーブモデルの多くをアップデートしました。既存のプリセットは影響を受けません。モデルを再度選択することで、新しいデフォルト値がロードされます。
“Vibrato-King Custom Spring” タイプを追加しました。
EQ ページにおいて、Low Cut と High Cut にそれぞれ調整可能な Q コントロールを追加しました。
Q は、Slope が「12 dB/oct」に設定されている場合にのみエフェクトに影響します。
Basic ページにおいて、「Spring Drive」パラメーターの名称を、スプリングリバーブユニットで一般的に使用されている「Dwell」に変更しました。Dwell コントロールは自動で補正されることに注意してください。実機のスプリングリバーブの挙動とは異なり、Dwell を変更してもミックスには影響せず、サウンドがより派手になります。
Spring Reverb のメニューを再配置し、頻繁に使用されるコントロールが同じ行に配置されるようにしました。
NOTE:今回のアルゴリズムの更新により、Preset のサウンドに影響を与える可能性があり、CPU 使用率も増加する可能性があります。
Compressor ブロックを改良しました。
新たな “Dynami-Comp” アルゴリズム:
新しいアルゴリズムは、さまざまな非線形性を正確にモデリングすることで、実機の挙動をより忠実に再現します。
Config ページに以下のコントロールを追加しました。
Knee のシェイプを変更する Knee Type
様々なクローンモデルと同様の Tone コントロール
OTA(オペレーショナル・トランスコンダクタンス・アンプ)をオーバードライブさせて、サチュレーションを付与する Drive コントロール
Input/Output グラフ
“Econo-Dyno-Comp” タイプは、このアルゴリズムの低 CPU バージョンです。
VCA フィードバック設計を基にしています(例:SSL Bus Compressor)。
タイムコンスタント(アタックおよびリリース)がダイナミクスに忠実に反応します。実際のアタックタイムは常にプログラムされた時間よりも短い(ダイナミクスに応じて減少する)ため、アタックタイムが非常に速くなります。Auto Att/Rel コントロールは、適用されないため削除されました。
新たな “Optical Compressor” アルゴリズム:
クラシックなラックタイプの光学式コンプレッサーを基にしています。スムーズなアタックとリリースの特性は、ボーカルやアコースティック楽器に最適です。
アタックタイムおよびリリースタイムは、コンプレッサー自体の設計と仮想フォトセルの応答特性といった2つの要因によってダイナミックに変化します。
Attack/Release Time パラメーターは、実際のフォトセルの公称値を設定します。ただし、各 Time は設定したレベルによって異なります。
実機の光学式コンプレッサーでは通常、固定のレシオ(約 4:1)もしくはリミッターのどちらかを選択しますが、このアルゴリズムでは比率を 4:1 から(ほぼ)無限大(∞:1)まで調整できます。
Ratio の最小値は「4:1」です。4.0 未満の設定は「4:1」に固定されます。
実機の要領で Input/Output Gain を調整する代わりに、アルゴリズム上で Threshold を調整することができるため、Makeup Gain を調整する手間が省けます。
Emphasis コントロールは、実機の「Limiter Response」コントロールを再現します。一部のクローンモデルでは、Limiter Response コントロールがフロントパネルにある場合があり、メーカーによっては操作が逆になる場合があります。Emphasis Frequency コントロールを使用すると、曲線の周波数範囲を調整できます。
Drive コントロールを使用すると、出力ステージをオーバードライブさせて歪みを増やすことができます。
新たな “JFET Compressor” アルゴリズム:
クラシックなラックマウントタイプの JFET コンプレッサーを基にしています。サウンドを太くし、ざらつきを加えるため、チェーンの最後にある「仕上げ」コンプレッサーとして最適です(通常はタイムベースのエフェクトの前段)。ギターだけでなく、ボーカル、ベース、ドラムとの相性も抜群です。
Config ページの Attack Time および Release Time パラメーターは、実機の検出器本来の設定に準拠しています。実際の Attack Time と Release Time は、非常に短いです(約1/5)。1176 実機本来のアタックタイムの実際の範囲は 0.1ms ~ 5.5ms で、リリースタイムの範囲は 59ms ~ 1,100ms(1.1 秒)です。
Ratioの最小値は「4:1」です。4.0 未満の設定は「4:1」に固定されます。
このタイプのコンプレッサーは、アタックタイムが非常に速いため歪みが生じますが、この歪みを得る用途としてよく使用されます。
Drive コントロールを使用すると、出力ステージをオーバードライブして歪みを増やすことができます。
実機とは異なり、アルゴリズム上の Threshold パラメーター(Config ページ)は調整可能であるため、実機のゲインコントロール(INPUT と OUTPUT)よりも簡単に調整可能です(Auto-Makeup Gain もあります)。
新たな “JFET Pedal Compressor” アルゴリズム:
非反転オペアンプ構成でシャント抵抗器として JFET を備えたペダルを基にしています。
“JFET Sustainer” タイプから置き換わりました。
“Rockguy Compressor” タイプを追加しました:
前述の “JFET Pedal” アルゴリズムに似ていますが、ダイナミクスに応じた Release Time やその他のいくつかの機能が強化されています。
新たな “Tube Compressor” アルゴリズム(現在の名称は “Vari-Mu TubeCompressor”):
ゲインコントロールにリモートカットオフ五極管を使用するチューブコンプレッサーを基にしています。大きく急激なコンプレッションカーブと温かみのあるトーンが特徴で、トラックやミックスで馴染ませるのに役立ちます。
ダイナミクスに応じてアタックタイムが変化します。
実機のレシオは回路の性質上やや曖昧ですが、一般的には最小は「約 2:1」、最大は「約 20:1」です。Config ページの Threshold と Compression コントロールは相互に影響し合います。グラフはコントロールの調整に役立ちます。
Drive コントロールを使用すると、出力ステージをオーバードライブさせて歪みを増やすことができます。
Phaser ブロックを改良しました。
Vibe アルゴリズムが一新されました。Vibe モデルのデフォルト値が変更され、既存の Preset は自動的に新しいデフォルト値に更新されます。デフォルト値を編集した場合は、それに応じて Preset の試聴を推奨します。
“Modern Vibe” タイプを追加しました。クラシックな Uni-Vibe をベースにしていますが、モダンなインプットバッファーと LFO を備えています。
Expert ページに LFO Mode を追加しました。「UNI-VIBE」に設定すると、LFO の振幅は LFO Rate にほぼ比例します。「NORMAL」に設定すると、LFO の振幅は一定になりますが、実際の Uni-Vibe よりも遅いレートでより一層深いフェージングが可能になります。
Expert ページにウェット回路用の「Low Cut」と「High Cut」コントロールを追加しました。
Expert ページにおいて、機能をより正確に表すため、「Exponent」を「VCRShape」に変更しました。
Cabinet ブロックの Room モデリングが改良されました(Room ページ)。Mic Spacing も「cm」単位の距離に変更されました。デフォルトは、ORTF 方式標準の「17cm」です。これを使用すると、既存のプリセットサウンドが変わる可能性があるため、必要に応じて Preset を試聴してください。
Gate ブロックを以下の通りに改良しました:
“Downward Expander” タイプを改良しました。Hold Time パラメーターは互換性がなく、新しいアルゴリズムでは不要になったため削除されました。このタイプは、クラシックなアナログのダウンワードエキスパンダーをベースにしているため、“Classic Expander” に名称が変更されました。
“Modern Expander” タイプを追加しました。エンベロープ検出器が一新され、従来のアナログエキスパンダーと比較してカーブが改善されました。また、KneeType パラメーターが追加され、Hard Knee と Soft Knee を選択できるようになりました。
Input ブロックの Noise Gate を以下の通りに改良しました:
Gate ブロック用に開発された新しいアルゴリズムに基づき、パフォーマンスが向上しました。
モード選択機能が追加され、「Easy」と「Advanced」の 2 種類から選択できるようになりました。Easy モードではパラメーター数が削減され、ギターノイズリダクションにおける Gate/Expander の詳細な設定に慣れていない方でも、調整手順が簡素化されます。
Filter ブロックの Touch-Wah 検出器の動作を改良しました。
Delay ブロックにおいて、 “Sweep Delay” タイプのアルゴリズムを改良しました。Advanced ページ > SWEEP セクションに Filter Type を追加しました。
Multitap Delay ブロックにおいて、 “Quad Diffusor” タイプのアルゴリズムを改良しました。新しいアルゴリズムには、調整可能な Stereo Spread と LFO 制御フィルターを備えたステレオ出力があります。
Tremolo ブロックの Mix ページに Ducking コントロールを追加しました。これにより、強く弾いた場合はエフェクトの掛かり具合が弱くなります。
Plex Delay、Multitap Delay ブロックにおいて、Channel または Preset 切り替え時の信号処理が改善されました。タイプが変更される場合、フィードバックがミュートされます。 Type が変更されない場合、ディレイラインはクリアされず、Channel 間の Spillover が可能になります。Spillover が「ON」かつ Type が変更されていない場合、Preset の変更間でディレイラインはクリアされません。
Plex ブロックに Filter ページとグラフを追加しました。
Filter ブロック(Envelope Filter と Touch Wahタイプ)において、Sensitivity パラメーターにモディファイア機能を追加しました。
Scene 変更時に、対象の Scene が CPU 使用制限を下回っている場合、CPU LIMIT 状態を解除できるようになりました。
Input 1 がクリップした場合、クリップ警告が表示されるようになりました。これはミニチューナーに表示されます。
レイアウトグリッド上の BYPASS ボタンと DELETE ボタンの位置を切り替え、エフェクトブロックの Edit メニューにおける BYPASS の位置が一致するようになりました。
Apple Mac OS 15.4 アップデートによる USB オーディオ互換性のアップデートが実行されました(Mac OS 15.5 以降では Apple 側でこの不具合を修正しているため、このアップデートは不要です)。
アクティブセンシングのアップデートにより、Switches として設定された内部ペダルジャックが無視される不具合を修正しました。
アンプモデル “Plexi 2204” の Drive ポットに誤って接続されていた抵抗を修正しました。
Phaser ブロックの LFO Reset(Expert ページ)が一部のタイプで正常に機能しない不具合を修正しました。
アンプモデル “Brit 800” タイプの誤ったミラー容量値を修正しました。
Tremolo ブロックにおいて、Rate が「LFO1 SYNC」に設定されている場合に、グラフが機能しない不具合を修正しました。
アンプモデル “OD 250” および “OD 250 Gray” タイプの誤ったコンデンサ値を修正しました。
Filterブロックを更新しました。
“Touch Wah” タイプを追加しました。Envelope Filter に似ていますが、異なるタイプの検出器と電圧/周波数コンバーターを使用しており、絶妙なタッチ感度のフィルターサウンドを生み出します。
以下の手順で、KORG A3 のタッチワウサウンドを再現することができます(Configページ)。
Mode を「MIX」に設定します。
Start Freq を最大に設定し、Stop Freq を最小に設定します。
かなり長い Attack Time(約 500ms)から始めます。
Release Time を約 200ms に設定します。
好みに応じて Sensitivity を調整します。
Filter ブロックに “Auto-Wah” タイプを追加しました。これは “Envelope Filter” と同じ「回路」を基にしていますが、検出器が LFO に置き換えられています。
Filter ブロックの一部タイプに LFO Tempo コントロール(Config ページ)を追加しました。
Volume/Pan ブロックにおいて、 “Auto-Swell” タイプが改良されました。Release Time と Hysteresis コントロールが追加され、演奏スタイルを微調整できるようになりました。Hysteresis は、信号がどのくらい Threshold を下回ったらリリースされるかを制御します。
Megatap、Multitap、Plex ブロックにおいて、Envelope Follower を、Volume ブロックの改良された Auto-Swell と同じアルゴリズムを使用するように変更しました(Envelope Follower の目的はボリュームのうねりを生成することであるため)。
Pitch ブロックの “Crystal Echoes” タイプに Crossfade Time コントロール(Config ページ)を追加しました。
ピッチシフトが改善されました。
Plex Delay ブロックにおいて、新しい “Sample/Hold” タイプが追加されました。
SETUP > MIDI/Remote > General ページ > GENARAL セクションに Send MIDI Clock を追加しました。
SETUP > MIDI/Remote > General ページ > GENARAL セクションに Receive MIDI Clock を追加しました。クロックソースを「MIDI」 、「USB」(または「OFF」)から受信するように設定できます(デフォルトは 「MIDI」 )。
内部ペダル、FC、External Controller にアクティビティセンシング機能を追加しました。これにより、外部ペダル/コントローラーが接続されていない場合に Auto-Engage(Modifier > Modify ページ)でエフェクトが作動しなくなります。例えば、Auto-Engage が「ON」時に外部ペダルが接続されていない場合、Wahが作動するのを防ぎます。
Tuner が改良され、より高速かつ高精度になりました。
Tuner に選択可能なカラーテーマを追加しました(Tuner メニュー > Config ページ > Color Theme)。
アップデートされたFM3のバージョン情報に日付と時刻を追加しました(最新版の FM3-Edit が必要です)
以前のファームウェアバージョンを使用して作成された Preset を読み込むと、HOME 画面の ZOOM 表示時に Preset 番号が反転テキスト(黄色背景に黒文字)で表示されるようになりました。これは、Gapless Changes:「ALL」(SEUP > Global Settings メニュー > Config ページ > EFFECT MIXING セクション)との互換性を保つために、Preset を現在のファームウェアで保存して更新する必要があることを示しています。最新のファームウェアで作成および保存されたPresetは、読み込みが高速になります。
Phaser ブロックの Vibe モードで LFO Phase(Expert ページ)が機能しない不具合を修正しました。
レイアウトグリッドにおいて、ZOOM モードでの Output 2(2L/2R)の VU メーター表示操作を修正しました。
重要:ファームウェア v9.00 には新しい Dyna-Cab モデルが含まれており、2 つの個別のファイル(ファームウェア、個別の Dyna-Cab ファイル)をインストールする必要があります。両ファイルをインストールするには、FM3-Edit の最新リリースに組み込まれている Fractal-Bot を使用してください。
https://www.fractalaudio.com/fm3-edit
NOTE:ファームウェア v9.00 以降のバージョンは、v8.00 以前のバージョンと比べてサイズが異なります。以降から v8.00 以前にダウングレードする必要がある場合は、以下の記事を参照してください。
https://support.fractalaudio.com/en-US/downgrade-fm3-firmware-from-90-newer-to-version-8-or-older-604543
Amp ブロックのプリアンプ・アルゴリズムが改良されました。特に複数のゲインステージを持つアンプに骨太さとダイナミックなレスポンスを与えると同時に、アンプの入力回路をペダルなどでドライブした場合の精度も向上しました。
Amp ブロックのパワーアンプ・アルゴリズムが新しくなりました。新しいアルゴリズムは、バイアスエクスカーションとデューティー比変調をより正確にモデリングします。その結果、より複雑なトーンとより優れたパンチの効いた感触が得られます。
Amp ブロックのカソードフォロワー・アルゴリズムが改良され、クリッピングの開始付近での精度が向上しました。これにより、カソードフォロワーを使用するアンプを選択した場合に、「エッジ・オブ・ブレークアップ*」でより温かいトーンが得られ、ボリュームノブを絞ったときのクリーンアップが向上します。また、新しいアルゴリズムにより、Grid Clipping パラメーターは削除されました。
*ピッキングニュアンスで歪み具合をコントロールする。
Amp ブロックにおいて、フェーズインバーターのモデリングが改良されました。これにより、仮想パワーアンプをハードに駆動する場合(Master Volume の搭載されていないアンプまたは Master Volume を高く設定した場合)に、より重みのある、よりオープンなトーンが得られます。これに伴い、多くのモデルのPhase Inverterパラメーターが更新されました。
アンプモデル “Plexi 100W” および “1959SLP” を更新しました。新しいデフォルト値をロードするには、Ampブロックのソフトリセットが必要です。
アンプモデル “Vibrato Lux” タイプがリマスターされました。
NOTE:今回更新された新アンプアルゴリズムにより、真空管アンプが生成する「アンプらしさ」、低周波相互変調歪み、乱雑さ、汚い音等、真空管アンプ特有の挙動も含めてリアルに再現されます。
Dyna-Cabs の新しいバージョン(v1.06)がリリースされ、「2×12 5153 Stealth」、「4×12 5153 Stealth」が追加されました。
Amp ブロック > Advancedページ > POWER AMPセクション > Speaker Impedance Curve に「1×12 Friedman」を追加しました。
Drive ブロックの更新:
Drive ブロックを改良した結果、ほとんどのドライブモデルがリマスターされました。
Drive ブロックの改良により、クリップするレベルが実機と同じになりました。
Drive ブロックにおいて “Timothy” タイプを 「V4」仕様に更新しました。
Drive ブロックにおいて “Fat Rat” タイプを更新しました。
Filter ブロックに “Envelope Filter” タイプを追加しました。これは、クラシックな Mutron エフェクトをベースに、モダンなタッチを加えたものです。
開始周波数と停止周波数を自由にアサインすることができます。開始周波数(Start Freq)は、停止周波数(Stop Freq)より低くすることも高くすることもできます。
Sweep Shape で、検出器のフィルター周波数へのマッピングを制御します。値「0.0」は線形マッピングで、値が高くなるにつれて非線形性が増し、レスポンスがより「クワッキー(アヒルの鳴き声)」になります。
Detector Source は、ブロック入力またはハードウェア入力のいずれかから選択できます。これにより、Amp または Drive ブロックの後にフィルターを配置しながら、楽器入力をソースとして使用できます。
検出器メーター(Detect)を使用することで、ギターと演奏のダイナミクスに合わせて検出器の感度を簡単に調整することができます。
Megatap ブロックにおいて、Config ページに Kill-Dry を追加しました。Kill Dry の詳細は、ファームウェア v8.00 のリリースノートを参照してください。
Tremolo/Panner ブロックの Optical タイプが改良されました。さらに、LFO Type、Duty Cycle、Shapeは、Tremolo Type 選択時に最適な値に設定されるようになりましたが、必要に応じて設定を変更してください。
Cab ブロックにおいて、Dyna-Cab の Mic Position のデフォルト値が Axe-Fx III に合わせて更新されました。FM3-EditのMic Positionコントロールをダブルクリックすると、デフォルトに正常にリセットされるようになりました。
Cab ブロックの Preamp ページにおいて、Preamp Type を変更するときに、稀にポップ/クリックが発生する不具合を解消しました。
Plex Delay ブロックにおいて、Stack/Hold を使用するときにポップ/クリックが発生する不具合を修正しました。
Drive ブロックの “Rat Distortion” タイプにおいて、Driveレベル調整時にクリック音やポップ音が発生する不具合を修正しました。
Stand-In Switch の TAP 機能が動作しない場合がある不具合を解消しました。
Cab ブロックの Dyna-Cab 中の、「4×12 Recto Straight」Ribbon を修正しました。
Delay エフェクトの Kill-Dry 設定が、起動時に有効にならない不具合を修正しました。
Amp ブロックにおいて、ゲインが低すぎる場合に Bright Switch によってアンプが無音になる不具合を修正しました。
エフェクトブロックのエンゲージバナーメッセージがクリアされない不具合を修正しました。
Preset の呼び出し中、稀に間違った Dyna-Cab タイプが読み込まれる不具合を修正しました。
Layout Link と Per-Preset スイッチに関する FC のいくつかの不具合を修正しました。
アンプモデル “Band-Commander” タイプの誤ったコンデンサ値を修正しました。
アンプモデル “Comet 60” および “Comet Concourse” タイプで欠落していた PI グリッドストッパー抵抗を修正しました。
FM3 ファームウェアを v9.00 以降から v8.00 以前にダウングレードする。
FM3 をファームウェア v9.00 以降から v8.00 以前にダウングレードするには、以下の特別なプロセスが必要です。
FM3 の電源を切り、5 秒間待ちます。
PAGE LEFT ボタンと PAGE RIGHT ボタンの両方を押したまま電源を入れ、FM3 Emergency Utility ページが表示されるまで待ちます。
Fractal-Bot を起動し、必要なファームウェアバージョンを FM3 にインストールします。
指示に従って FM3 を再起動します。
古いファームウェアをロードした後、正しい Dyna-Cabs バージョンがインストールされていることも確認する必要があります。FM3 ファームウェア v8.00 以前では、FM3 Dyna-Cabs v1.05 を使用してください。
NOTE:v8.00 以前をさらに前のバージョンにダウングレードする場合、または v9.00 以降のバージョンから v9.00 にダウングレードする場合は、このプロセスは必要ありません。
Gapless Preset/Scene/Channel 切り替え:
SETUP > Global Settings > EFFECT MIXING セクション > Gapless Preset/Scene/Channel には、「OFF」、「CHN/SCN(Channel & Scene)」、「ALL」の 3 つの選択肢があります。「OFF」にしても、Channel の切り替え速度は全般的に向上しています。Preset 変更時にギャップレス・スイッチングを適用する場合、以下2つの条件を満たす必要があります。
SETUP > Global Settings > Configページ > EFFECT MIXING セクション > Spillover を「ALL」に設定します。
v8.00 以降のファームウェアバージョンで Preset を上書き保存する必要があります。SETUP > Utilities > Preset ページ > Upgrade All Presets で一括更新することができます。
重要:v8.00 以降で Preset を保存すると、以前のファームウェアバージョンとの互換性がなくなります。古いファームウェアに戻す場合に備えて、最初に Fractal-Bot を使用してバックアップを作成してください。
新しい「Cygnus X-3」は、Axe-Fx III、FM9、FM3 の最新のアンプモデリングテクノロジーです。これにより、アンプモデルのサウンド、感触、精度が向上し、真空管アンプが持つランブルやバイト感、「えぐみ」がより多くなり、より実機アンプに肉薄します。
新しい測定技術と分析方法の結果を基に、ほぼすべてのアンプモデルがリマスター(再構成)されました。
既存の Preset は変更されません。ハードリセットまたはソフトリセットにより、更新された値がロードされます。
プリアンプ、パワーアンプ、アウトプットトランスのモデリングを改良しました。
ほとんどのアンプモデルの Power Tube Grid Bias(または該当する場合はCathode Resistance)、Supply Sag、Cathode Follower のさまざまなデフォルト値を更新しました。
アンプモデル “Deluxe Verb Vibrato” 、 “Double Verb Vibrato” 、 “Super Verb Vibrato” 、およびすべての “Vibrato Verb” モデルにおける誤ったミラー容量の値を修正しました。
アンプモデル “Suhr Badger” の誤った FX ループ回復ゲインを修正しました。
Amp ブロックにおいて、現行の JVM410HJS に基づいて、全ての “JS410 Lead” タイプをアップデートしました。
※ Crunch タイプはアップデートされていません。
Amp ブロック > Advanced ページ > POWER AMP セクションに NFB Compensation スイッチを追加しました。デフォルトで「ON」になっており、「OFF」にすると、Amp ブロックの出力における Negative Feedback ボリューム補正が無効になります。
アンプモデル “JS410” タイプにおいて、Tone ページに「Global MV」コントロールを追加し、Master Volumeを「Channel MV」に名称変更しました。これら2つのMaster Volume コントロールを使用して、(実機と同様に)パワーアンプへのトーンバランスを取ることができます。Channel MV を下げると高周波が減少しますが、Global MV はクリーンです。
三極管アルゴリズムを改良しました。
NOTE:核となるアンプアルゴリズムのアップデートのため、Preset のサウンドが変更される可能性があります。古いファームウェアに戻す場合に備えて、Fractal-Bot を使用して最初にバックアップを作成してください。
以下のアンプモデルを追加/更新しました:
Class-A 30W Brilliant
JS410 Lead Green
Brit Silver
Fryette D60 models
Citrus RV50
CA3+ Rhythm/Lead
Friedman BE/HBE
Recto1、Recto2
Brit 800 2203
Brit 800 2204 Low
5153 100W Stealth
USA JP IIC+
USA MKV Green
USA MK V Red
Drive ブロックにおいて、Nobels ODR-1 をベースにした “Nobelium OVD-1” タイプを追加しました。実機の Bass Cut スイッチは、Tone ページの Bass Response コントロールを介してモデリングされています。Bass Response を「1.0」に設定すると、Bass Cut スイッチがオンになっているときのレスポンスが再現され、「5.0」に設定すると、Bass Cut スイッチがオフになっているときのレスポンスが再現されます。
Driveブロックに “Sunrise Splendor” タイプを追加しました。既存モデルは、Hi-Cut スイッチが ON であることを示すために “Sunrise Splendor Hi-Cut” に名称変更されました。
Drive ブロックにおいて、Mesa Flux Drive をベースにした “Gauss Drive” タイプを追加しました。
Tremolo/Panner ブロックにおいて、光学式トレモロのアルゴリズムが完全に書き換えられました。
以下の 3 つのタイプがあります。
“Optical Trem 1” :深さによって LED の強度を制御する光学式ペダルトレモロを基にしています。
“Optical Trem 2” :深さによって「ミキサー」ポットを制御する光学式ペダルトレモロを基にしています。Optical Trem 1 よりも「スリル」があります。
“Neon Trem” :LDRを照らすためにネオン電球を使用した古典的な Black Face アンプの光学式トレモロを基にしています。
“Tremolo” タイプは、電圧制御増幅(VCA)トポロジーに基づいた “VCA Trem” に名称変更されました。
Config ページに LFO 波形モニターが追加されました。
Delay ブロックの Stack/Hold 動作を改良しました:
Stack モードと Hold モード間のトランジションを改良しました。
Hold モードでは、リピートは無限になります(長時間にわたって使用するとリピート音が劣化する可能性があります)。
NOTE:Compander(Advanced ページ > CONFIGURE セクション)が「ON」になっている場合、または Bit Reduction が「0」より大きい場合、エコーは時間の経過とともに劣化します。無限に繰り返したい場合は、Compander を「OFF」にし、Bit Reduction を「0」に設定してください。
NOTE:テープアルゴリズムは(実際のテープと同様)本質的に著しく信号が劣化するため、 “Mono Tape” タイプでは無限リピートが利用できません。
Stack Feedback パラメーターと Hold Feedback パラメーターを追加しました。これにより、Stack モードと Hold モードの減衰時間を個別に調整できます。
Controllers の LFO を更新しました。LFO の Astable Beta パラメーターは Shape という名前に変更され、「Square」と「Random」を除くすべてのタイプの LFO のシェイプを制御するようになりました。
Chorus ブロックにおいて、Tape Chorus アルゴリズムが改善されました。それに伴い、Number Voices パラメーターが削除されました。
Delay ブロックにおいて、Tape Delay アルゴリズムが改善されました。それに伴い、Modulation ページの LFO1 Target および LFO2 Target パラメーターが削除されました。
Tuner において、Config ページの Mute が「INPUT」に設定されている場合に、選択されたソースのみが正しくミュートされるようアップデートしました。
Input ブロックにおいて、 “Intelligent Gate” タイプと “Noise Reducer” タイプを改良し、極端な設定で使用した場合に発生したゲートリリース時の軋み音を解消しました。
SETUP > Global Settings > Config ページ > GENERAL セクションに “Startup Preset” を追加しました。本体起動時に読み込まれるPresetを設定することができます。
Amp ブロック > Advanced ページ > POWER AMP セクションにおいて、Speaker Impedance Curve に「2×12 USA C90 Open Back」を追加しました。
Delay ブロックの EQ ページにおいて、High Cut パラメーターにモディファイア機能を追加しました。
Delay、Multitap Delay、Pitch、Plex、Reverbブロックに「Kill Dry」コントロール(ON/OFF)を追加しました。「ON」に設定するとドライ信号がミュートされ、これらのブロックのパラレル配線が簡略化されます。上記のブロックをパラレルで使用する場合、Kill Dry を「ON」に設定し、Level コントロールを「0dB」のまま、Mix コントロールでウェットレベルを設定します。必要に応じて、ウェットレベルを Global Settings > Config ページ > EFFECT MIXING セクション「ReverbMix」または「Effects Mix」設定することができます。
Tremolo/Panner ブロックの Optical タイプが改良されました。さらに、LFO Type、Duty Cycle、Shapeは、Tremolo Type 選択時に最適な値に設定されるようになりましたが、必要に応じて設定を変更してください。
Preset のアップグレードプロセス中にランダムにフリーズする不具合を修正しました。
メトロノームの音量が最大のときに Preset 変更中に時折キーキー音が発生する不具合を修正しました。
アンプモデル “Euro Uber” タイプで Presence と Speaker Impedance の特定の組み合わせで音声ドロップが発生する可能性があった不具合を修正しました。 プリアンプがアクティブなときに Cab ブロックで R チャンネルの音量が減少する不具合を修正しました。
Compressor ブロックの “Dynamicomp” タイプにおいて、強い入力信号に対する Attack 動作を修正しました。Attack Time のデフォルト値もモデリング元のペダルに合わせて調整されています。
フロントパネル経由で Scene を変更するときに、Sene MIDI の GUI が正しく更新されない不具合を修正しました。
Output 1 Configuration が Output 2 Configuration によって上書きされる不具合を修正しました。
Pitch ブロックにおいて、Shift と Detune の値が両方とも「0.0」の場合に、最初に使用するときに過剰な遅延が発生した不具合を修正しました。
特定の状況下で Synth エフェクトがクラッシュする不具合を修正しました。
Upgrade All Presets(SETUP > Utilities > Presetページ)が特定のPreset を更新しない不具合を修正しました。
Dimension 1 Chorus タイプの誤った設定を修正しました。
プリアンプ Vcc の精度損失を修正しました。
Multitap Delay ブロックの特定の状況でディレイラインが正常にクリアされない不具合を修正しました。
「Sum L+R」出力モードを修正しました。
ZOOM モードで FM3-Edit から Preset のコピーを保存すると、ディスプレイが暗くなってしまう不具合を修正しました。
Dyna-Cabs の誤った Position と Distance のデフォルト値を修正しました。
Cab-Lab SW Live Mode でのミュート出力を修正しました。
メトロノームの音量増加を修正しました。
Dyna-Cab™ キャビネットモデリングが導入されました。
Cab ブロックの Type ページに、「Legacy」と「Dyna-Cab」の動作モードが追加されました。「Legacy」は、従来の動作スタイルです。
Dyna-Cab™ により、マイクのポジショニングによるサウンドメイキングが行なえます。
Dyna-Cab™ IR データは、1,024 サンプルです。
マイクのポジションは、空間解像能テクノロジーにより忠実に再現されています。
マイクのタイプは、「Condenser」、「Ribbon」、「Dynamic 1」、「Dynamic 2」の 4 種類から選択可能です。
全ての Dyna-Cab™ IR は、それぞれタイムアライメント* されています。マイクポジションの変更、Dyna-Cab™ IR の複数使用による位相干渉は発生しません。
*タイムアライメント…音の到達時間を調整すること。
Amp ブロックの Speaker ページに「Auto Dyna-Cab Impedance」を追加しました。「ON」に設定すると、Amp ブロックの Speaker Impedance Curve は、関連する Cab ブロックの最初のスロットの Cab Type に従います。例えば、Cab 1 の Cab Type が「4×12 5153」で、Mode が「Dyna-Cab」の場合、Amp 1 の Speaker Impedance Curve が自動的に「4×12 5153」に設定されます。
アンプモデル “USA IIC+” タイプの Tone ページに「Treble Shift」コントロールを追加しました。Preamp ページにある「Fat」コントロールの別名で、同じ機能を発揮します。
Amp ブロックの Speaker ページにおいて、Speaker Impedance Curve に「2×12 Class-A 30W Silver」、「2×10 Heart Key」、「4×12 1960BV」を追加しました。
Graphic EQ ブロックに “4 band JMPRE-1” タイプを追加しました。TREBLE、PRESENCE は、Amp ブロックのバージョンよりもブースト/カットの幅が広いことにご注意ください。
Revv Generator 120 をベースにした “Revv Gen” アンプモデルを追加しました。Aggressionスイッチの3つのレベルに対応して、Purple、Red、Greenの各チャンネルにそれぞれ3つの計9モデルから選択できます。
Amp ブロックにおいて、Channel の切替速度が向上しました。
Compressorブロックにおいて、Ratio が「1.0」に設定されている場合にオーディオドロップアウトが発生する不具合を修正しました。
特定の条件下で発生した、再起動後にシステム設定がリセットされる不具合を修正しました。
Wah ブロックに影響するフィルターの不具合を修正しました。
特定の条件下で発生した、システムのロックアップを解消しました。
Drive ブロックの “Klone Chiron” タイプにおいて、Bias が「0」のときに低レベルのホワイトノイズが発生する不具合を修正しました。
Gate ブロックにおいて、Side-chain フィルターが機能しない不具合を修正しました。
FC:フロントパネルの Setlist 編集ページが、Song の挿入/削除時に正常に更新されるようになりました。
Dyna-Cab™ のインストール方法
まず最初に Fractal-Bot が最新版であることをご確認ください。
Fractal-Bot は、Fractal Audio Systems ホームページからダウンロードできます:
https://www.fractalaudio.com/fractal-bot/
ファームウェア v7.00 の zip ファイルを解凍し、ファームウェアと Dyna-Cab(.syx)ファイルを取り出します。
Fractal-Bot を起動します。
ファームウェアを ② CHOOSE A FILE TO SEND にドラッグ&ドロップします。③ SEND THE FILE! の「Begin」でデータを送信し、送信完了後は画面指示に従って再起動してください。
再起動後、本体の「DYNA-CABS NOT INSTALLED!!!(Dyna-Cab データがインストールされていません)」、または「WRONG VERSION(バージョンが違います)」という警告表示に従って、EXIT ボタン(CANCEL)を押してください。
Dyna-Cab データ(.syx)を ② CHOOSE A FILE TO SEND にドラッグ&ドロップします。③ SEND THE FILE! の「Begin」でデータを送信し、送信完了後は画面指示に従って再起動してください。
Home メニューの Home ページにおいて、立位姿勢からの視認性が高い「LARGE FONTSモード」を追加しました。「ZOOM」(Bノブ)を回して、表示モードを切り替えます。
LARGE FONTS モード:
VALUE ノブを回してから ENTER ボタンを押すと、Preset が変更されます(ENTER ボタンを押すまで、Preset 名は「プレビュー」に暗く表示されます)。プレビュー中は、NAV ボタン左/右が Preset ±1、NAV ボタン上/下が Preset ±10 で移動可能です。
ロード中の Preset では、NAV ボタンで Scene を変更します。
Drive ブロックに、BOSS OD-1 をベースにした “OD-One Overdrive” タイプを追加しました。
Input ブロックの Noise Gate を以下のように改良しました。
新しい専用アルゴリズムに基づいて更新され、パフォーマンスが向上しました。
Mode ページが追加され、 “EASY” と “ADVANCED” を選択できるようになりました。 “EASY” では、パラメーターの数が減り、Gate/Expander の操作が簡略化されます。
Gate ブロックを以下のように改良しました。
“Downward Expander” タイプを改良しました。Hold Time は不要になったため削除されました。クラシックなアナログ・ダウンワード・エキスパンダーをベースにしているため、 “Classic Expander” に名称が変更されました。
“Modern Expander” タイプを追加しました。エンベロープ検出器が一新され、従来のアナログエキスパンダーと比較してカーブが改善されました。また、Knee Type パラメーターが追加され、ハードニーとソフトニーを選択できるようになりました。
Tuner を以下のように改良しました。
ストロボチューナーが更新され、インジケーターの回転と目的の周波数に対する誤差表示がよりスムーズになりました。また、内部のトラッキングフィルターを改善しました。
Cab ブロックにおいて、IRグラフ(Alignページ)に Zoom機能(Cノブ)を追加しました。
一般的に Mix を 100% に設定するブロック(Wah、EQ 等)において、ON/OFF 時の遷移をスムーズにするためにバイパス設計を調整しました。
Amp ブロック > Advanced ページ > POWER AMP セクションの Speaker Impedance Curve において、Universal Audio OX を基にした「Oxbow Loadbox」と Two Notes Torpedo を基にした「Double Notes Loadbox」を追加しました。
Delay ブロックの “Dual Delay” と “Tape” タイプにおいて、Advanced ページにマスターパンとして機能する Spread コントロールを追加しました。
Delay ブロックにアサイン可能な3つ目の LFO を追加しました。これは、Level、Pan、Spread に割り当てることができます。
Amp ブロック > Speaker ページの Speaker Thump アルゴリズムを改良しました。
FC:本体でフットスイッチを編集する場合、すべての Category で Mini-Display Label:「Custom」で Custom Label を設定できるようになりました。
FC:フロントパネルから見たときの誤ったパラメーターオプションを一部削除しました(Category:「Effect」、Function:「Chan Inc/Dec」等)。
Preset 変更時に Delay ブロックのバイパス設定が正常に読み込まれない不具合を修正しました。
アンプモデルに、 “59 Bassguy RI Jumped” タイプを追加しました。
Wah ブロックにTycobrahe Parapedalをベースにした “Paragon” タイプを追加しました。
Drive ブロックに “Bosom Boost” タイプを追加しました。
Compressor ブロックのいくつかのタイプにおいて、タイム表示がモデリング元の値に準じるようになりました。
Preset の切り替え速度を Spillover の設定に応じて改善しました。Spillover が「OFF」に設定されている場合、Preset の切り替えが最も速くなります(SETUP > Global Settings > Configページ > EFECT MIXINGセクション)。
Drive ブロックの “Klone Chiron” タイプにおいて、パラメーターにモディファイアをアサインした時にオーディオデータが破損する不具合を修正しました。
アンプモデル “USA Rhythm 1” タイプにおいて、入力がない状態で音が発生する不具合を修正しました。
Spillover が「ALL」に設定されている場合に、Delay ブロックのディレイラインが消去される不具合を修正しました(SETUP > Global Settings > Configページ > EFECT MIXINGセクション)。
Drive ブロックの Channel 変更時にポップノイズが発生する不具合を修正しました。
使用するブロックと設定によって異なりますが、CPU の使用効率が向上しました。
Drive ブロックに “Klone Chiron” タイプを追加しました。
Drive ブロックにおいて、Crowther Hot Cake をベースにした “Griddle Cake” タイプを追加しました。Hot Cake 本体の XLF スイッチは、Adv ページの Bass Response ノブを完全に時計回りに回しきることで再現することができます。
Ampブロックにおいて、以下のアンプモデルを追加しました。
最新の “Cygnus X-2” アンプモデリング:
以下のアンプモデルのモデリング精度が向上しました。
Drive ブロックを改善しました。これにより、高周波領域におけるモデリングの精度が向上します。
新しい「Block Mixer」アルゴリズムにより、Scene と Channel の切り替えがより速く/より静かになります。
Amp ブロックに新しいスピーカードライブアルゴリズムが適用されました。ギタースピーカーの周波数依存性歪みをより正確にモデリングしています。Speaker Driveパラメーター(Speakerページ)のデフォルト(リセット)値は「2.0」で、約 1 dB のコンプレッションが得られます。値を「0.0」に設定すると、スピーカードライブのモデリングが無効になります。値を大きくすると、「シャープなエッジ」が滑らかになり、 より 深いコンプレッションが得られフォーカスされたサウンドになります。
Amp ブロックの Speaker ページに Speaker Thump コントロールを追加しました。Speaker Thumpは、ギタースピーカーの直線的ではない挙動をモデリングしています。「5.0」の値は、アンプと同じ電力定格のスピーカーで動作するアンプ、つまり 100W スピーカーで動作する 100W アンプにほぼ対応します。リセット(デフォルト)値は控えめな「2.5」で、これは 100W スピーカーで動作する 50W アンプに対応します。レスポンスの大部分はサブソニック(約 30Hz 以下の超低音)にあるため、その効果は音として感じとれないことにご注意ください。既存のプリセットは、影響を受けない「0」に設定されます。
Amp ブロックの Speaker ページにおいて、アウトプットトランスモデリングを改良しました。これにより、アンプモデルの Transformer LF/HF の値を更新する必要があります。既存のプリセットは、リコール時に自動的に新しい値に更新されます。
Amp ブロックの Tone ページにおいて、ゲインコントロールの「Drive」を「Gain」に変更しました。
Amp ブロックの Tone ページにおいて、Dumble 系アンプモデル( “ODS-100”、 “Two Stone” タイプ等)に「Overdrive Volume」パラメーターを追加しました。これは、「Ratio」または「Lead Master」と呼ばれることがあります。Dumble 系アンプの Master Volume にはブライトコンデンサーが含まれていることが多いため、Overdrive Volume コントロールを使用することで、Master Volume を高く設定してブライトコンデンサーを打ち消し、Overdrive Volume でパワーアンプのドライブを下げることができます。
Amp ブロック > Advanced ページ > POWER AMP セクションに「Plate Suppressor Diodes」パラメーターを追加しました。この値はアンプモデルを選択すると自動的に設定されますが、デフォルト設定を上書きすることが可能です。ほとんどのアンプにはサプレッサーダイオードが搭載されていませんが、一部のアンプ(Trainwreck Express 等)には搭載されています。これらのダイオード(「スナバ」や「フライバック」とも呼ばれる)は、誘導性キックバック(電圧の急激な変化)によるパワー管プレートのアンダーシュートを防ぎ、高周波数帯域の倍音を抑えてフィズを減らします。
スピーカーインピーダンスカーブのフィッティングアルゴリズムを改善しました。これにより、以前のアルゴリズムは箱鳴りをやや減衰させる傾向にありましたが、より正確で活き活きとしたモデリングが実現します。すべてのスピーカーインピーダンスカーブは、新しいアルゴリズムを使用して更新されました。
Amp ブロックにおいて、Speaker Impedance Curve に以下のタイプを追加しました。
Multitap Delay ブロックの “Quad Parallel Delay” タイプにおいて、Delay ページ > DELAY セクションに Cross Feedback パラメーター(Feedback 1→2 … Feedback 4→1)を追加しました。
Multitap Delay ブロック > Delay ページ > LEVEL/PAN セクションにおいて、Level パラメーターの範囲を「-100% ~ +100%」に増加しました。
SPDIF 出力レベルが、ボリュームノブの影響を受けなくなりました。
Amp ブロックの “1959SLP Treble”、 “1959SLP Jumped”、および “1987x Treble” タイプにおいて、誤ったカップリングコンデンサの値を修正しました。
Amp ブロックの “Solo 88 Rhythm” および “Solo 88 Lead” タイプにおいて、トーンスタックの誤った抵抗値を修正しました。
Amp ブロックの “Recto 2” タイプにおいて、低周波数帯域の動作を改善しました。
Amp ブロックの “CA3+” タイプにおいて、トレブルポットの誤ったテーパーを修正しました。
Amp ブロックの “Friedman HBE V1 Fat” タイプにおいて、誤ったコンデンサ値を修正しました。
Amp ブロックの “AC-20 12AX7” タイプにおいて、誤った抵抗値を修正しました。
Amp ブロックの “Archean” タイプにおいて、誤った Depth ノブのテーパーを修正しました。
Home > CONTROLLERS > LFOページにおいて、最初にLFO Typeを「LOG」に設定した場合に、スケールが設定されない不具合を修正しました。
Reverbブロックの EQ ページにおいて、「BYPASS」がグレーで表示される不具合を修正しました。
FC関連
新たに Setlists/Songs 機能が追加されました。FM3本体もしくはFC-6/FC-12 で、ライブパフォーマンス中にアクセス可能な Preset/Scene をカスタマイズすることができます。FM3 本体の SET UP から FC Setlists/Songs メニューにアクセス可能です。また、最新版の FM3 Edit では Sets/Songs エリアが追加されました。
詳細は、以下の Setlists/Songs ミニマニュアルを参照してください。
https://www.fractalaudio.com/sss-manual
Tuner を終了するときに、レイアウトリンクが勝手に起動される不具合が解消されました。
フットスイッチをCategory:「Preset」、Function:「Select in Bank」と設定している場合、Bank変更後にプリセットをFC以外(FM3 Edit、本体フロントパネル等)で切り替えた時にLEDの点滅が止まるようになりました。
Category:「Preset」、Function:「Select in Bank」とCategory:「Bank」、Function:「Select」をレイアウト上で併用している場合、Category:「Bank」のスイッチを押した時にCategory:「Preset」のスイッチが点滅するようになりました。
Category:「Preset」、Function:「Toggle in Bank」と設定している場合、Bankを変更した時に「Primary」プリセットを正常にロードするようになりました。
SET UP > FC Controllers/Onboard Switches > EZ ページにおいて、エフェクトブロックがControllersにアサインしている場合に、Category:「Effect」、Function:「Channel」が正常に動作するようになりました。
AmpブロックのPower Ampページにおいて、トランス/スピーカーの相互モデリングを改善しました。パラメーターは以下のように機能します
Transformer Matching:アウトプットトランスのインピーダンス比(巻数比の2乗)を設定します。
Speaker Impedance:スピーカーの相対的な公称インピーダンスを設定します。例えば、8Ω スピーカーアウト端子から 4Ω スピーカーへの接続をシミュレートするには Speaker Impedance の値を「0.5」に、16Ω スピーカーへの接続をシミュレートするには値を「2.0」に設定します。
Amp ブロックにおいて、“JMPre-1 Clean 1/2” タイプを追加しました。
Note:実機のプリアンプには、4 バンドアクティブ EQ の固定トーンスタックが搭載されています。そのため、Authentic Tone Control(SET UP > Global Settings > Configページ > Tone Control Display)を使用する場合 Bass/Mid/Treble コントロールは Output EQ ページに割り当てられます。Ideal Tone Control(SET UP > Global Settings > Configページ > Tone Control Display)または FM3-Edit で仮想ノブをコントロールすることができます(FM3 上ではコントロールが 12 時の状態で、実機のアンプの固定トーンスタックと同じになります)。
FC 関連
Note:レイアウトグリッドに上記のブロックが配置されていない場合、ブロックのメニューへ入らずにHomeに留まります。また、ブロック1ではなく2が配置されている場合も同様にブロックのメニューには入りません。ブロックのメニューに入ると、ブロックごとに前回操作したページを開きます (何も操作していない場合はTypeページを開きます)。前回操作したページは、プリセットを保存していなくても自動的に記憶されます。
NOTE:これらの変更により、Compressorブロックの動作とアウトプットレベルがアップデート前のものと異なる場合がございます。Compressorブロックを使用しているプリセットは、必要に応じて調整してください。
FC関連
FC-6/FC-12 関連
FC-6/FC-12 関連
FC-6/FC-12 関連